iPadが噂どうり出た。ネガティブな意見が多いけど、客観的に見てアップルは今持っている強みとユーザへ提供できる新しい体験を素直に実直に考えていると思う。

戦略1:iPodで出来ることはiPodに、MacBookで出来ることはMacBook
ハードをオープン化しないで、ソフトウエアの組み合わせで価値を見いだしているAppleにおいて、自社製品のターゲットがモロに被るのはシェアを食い合うだけなのでメリットがない。できるだけ分かりやすいセグメントでビジネスをする。
戦略2:とにかく最初はターゲットを絞る
発表会場にテーブルと椅子が置かれていたように、あのようなシーンで使って欲しいデバイスなんだろう。リラックスして座っている状態・・・そう本を読むのにぴったりだ。そう考えるとカメラをつけなかった理由は分かるし、最初音楽だけだったiPodにあとから動画やカメラが付いてきたように後継機種では必ず付いてくるだろう。
戦略3:使っていなかった人に使ってもらう
新聞みたいな画面の写真部分が動画になっているデモをみたが、印刷物のようなフォーマットで情報を見たい人は沢山いるハズだ。だって今までずーとそれが普通だったじゃないか。会社ではパソコンを使うけど、家にはなくて情報はもっぱらテレビか新聞か雑誌という人はごまんといるはず。そんな人にも手に取りやすい。安いし。

たぶん、これくらいのポリシーの中でいらないモノは捨てていった結果、カメラやユーザへのマルチタスクは削ったんだと思う。
でも少しアンバランスなのが、最初から出しているアクセサリー系の泥臭さだ。なんか普通に便利なモノばかりだ。iPhoneの時は、そんな便利なアクセサリーキットを最初から出していないし、基本的にこの手のモノは、サードパーティが出すのではないか。

これは当初から特定用途にバリバリ使うような事を視野に入れているのではないかと思う。教育とか。
たしかに学校から教科書やノートがなくなったら革命的だ。

さらに家から新聞/雑誌がなくなったらどんなにうれしいだろう。iPodがCDやテープ、MD持ち歩きから解放してくらたように紙メディアからの解放が現実的になってきた。
日々持っている書類や本をPDF化している私には、まさにうってつけ。早く来ないかな3月。
#しかし、電子ペーパ系のデバイスがなんかしっくりこなかった理由は、iPadのデモビデオを見て分かった。やっぱりページはサクサクめくりたいのだ。