ファイルメーカー、個人向けデータベース「Bento 3」を発売〜iPhotoとの連携を強化し、データ共有も進化
この記事を読みながら、Palmでよく使っていたアプリがデータベースだった事を思い出した。ビジネスでPalmを使っていた人は、何らかの形でデータベースアプリを使いPCと同期させるような事をしていたのではないだろうか。
しかし今私のiPhoneの中にはデータベースアプリはなく、上記の記事の読者も「おお、PCとのデータベースと同期が取れるのか!」と驚き、iPhone導入を決める事はないだろう。
Palmでの「データベース」+「PCとのHotSync」という最強コンボは、クラウドコンピューティングによるファイル同期や、DBサーバを使ったサイトをブラウザで利用するような形に変わってしまった。つまりデータとデータの関連を操作するような機能はもう手元ではなく、クラウドの中に移行してしまった。しかも「すんなりと」。実際に、iPhoneユーザでデータベースアプリがなくて困っている人を見たことがない。
個人的には、BentoとiPhoneにはすごく興味があるんだけど、今後この構成が生き残るのはネットに繋がらない状態が必要な場面に限られてくるんだろう。でもクラウドが当たり前になればなるほど、単体で動作し有線で同期する価値も強まっていくと思う。だからあえてそこの使い勝手を考えたいと思う。