ToDoサービスのいろいろ

ここ一ヶ月ほど、佐々木さんのここの記事を参考にタスク管理のソフトをTaskChuteからWebのTodo管理サービスであるToodledoに移行していた。
しかし、ちょっとうまく行かなかった。私がTaskChuteに求めていた機能は、このまま行くといつベッドに入れるのか?という単純な見積もりであり、それがToodledoでは実現できなかったからだ。タスクの総合時間は様々な並べ替えにも対応しているのだが、そこからタスク終了時刻を自動算出できない。
でもいろいろ試行錯誤した結果、Toodledoの良さがよく分ったので別の用途で使うようになった。

■Toodledoの良い所
・本家のhelpにもあるように、かなりGTDを意識した作りになっているので、そのままGTDツールとして使える。(こっちが普通の使い方だか)
→私は素直にGTDツールとして使い、@PC(PCの前での作業)のみタスクシュートに渡す形にしている。
・入/出力の受け皿が多い
iPhoneを始め、twitter,mail,webブラウザ、どこからでも入力できるし、iPhoneの標準アプリは動作もキビキビしているので閲覧、記入共にストレスがない。
・「スケジューラ」という秘書さんのような機能(有料版)
→佐々木さんも紹介されていますが、ポッカリ空いた時間などを入力するとタスクの優先度や期日に応じて今やらなくてはいけない作業をピックアップしてくれる。これはすごくうれしい機能。私はせっかちで集中力がないので、「次に何をしたらいいのか」を決めるのに苦労することが多い。これならボタン一つで何をしたらいいか決断できる。

あと、細かい所ではOutLookとの同期ソフトがあるので移行が便利。なぜかメモも同期され、それもToDo的に扱えるので地味に便利。Googleカレンダーにも乗入れができるので、使い方の自由度も高い。
基本的にはとりあえず思いつきで入力して、あとから細かい情報を付け加えたり必要な所に転記して使っています。
最近OutlookからWebブラウザでのGmail+Googleカレンダーに移行したので、Outlookの中に残っていたToDoがネット上に移行できただけでも精神衛生上いい感じ。

GTDツールとして使う分にはRemember the Milkとの差はそんなにないと思うけど、時間のトラッキングができるのは私には大きなポイントだ。
しかし、なんと言ってもうれしいのは「スケジューラ」の機能。機械にタスクを決めてもらう快感に目覚めた私は、対話型のToDoサービスがないか調べてみた。そしたら面白いサービスがあった。
デキる俺
skype上のロボットに対して、チャットでタスクを入力していく。こちらからはコマンド入力的な操作しかしないが、向こうからの返信が会話調(タスクが終わったら、おっつかれー、仕事終わったー?と催促)なので何だか和むし、冷静になれる。
ここで気が付いたのは、対話的な入出力というのはそれだけで問題を解決する場合があると言うことだ。「スケジューラ」にしても、「今30分空いたけど出来ることある?」という問いが、次に何をしたらいいか?に悩むという問題を解決しているし、「デキる俺」のロボットが「このタスク忘れていませんか?」的なチャットをしてくる事に対して「・・・だからできないのだよ!」と返事をすることで問題が半分解決したりする。
一般的に、ToDoソフトというのは一方的な入力とリマインダーの機能が洗練されがちだが、それは言ってみれば緊張が高まる方向でしかない。
Toodledoのスケジューラ機能やデキる俺のように対話によって冷静さを取り戻すようなフェーズが洗練されるともっとうれしいな。