ガングプロジェクト

6/25のIAMAS出前講座がガングプロジェクトの赤羽さんの講義だったので行ってきた。
ガングプロジェクトに関してはこちらが詳しい。
前回のアクシスの展示などに行けなかったので、正式にプロジェクトの話を聞いたのは実は初めて。メソッドとしてすごく洗練されていて魅力的だった。アイデア出しのスケッチの制限(ペンの種類や、色)やリサーチの仕方などは参考になった。しかし、作品の印象というか質感が「こども向け」ではない。つまり普通の人が想像するおもちゃ屋で買える玩具とは大分違う。教育の手法としてラピットプロトタイプというのはとても有効だけれども、その有効さが制作者の作家性を出す方向に働いているんだなぁと思った。たしかにメーカーとかで仕事として取り組まないと本質的に「こどもをユーザーとして」捉えられないとは思う。まあ明和電機さんやクワクボさんも大人向けに玩具作っているので全然ありだけど、ちょっと今回のテーマ(ユーザとしてのこども)からは外れている気はする。もちろん、出前講座のテーマに無理矢理合わせた部分もあるのだろう。
「大人がこども心を忘れない玩具」が一番ピッタリくる。

個人的には、「こども心を忘れない玩具」を自分の中から引き出すメソッドにすごく価値を感じていて、そこでのコミュニケーションを含めたカリキュラムをワークショップとして考えていけたらなぁと思う。