NHKプロフェッショナル仕事の流儀という番組はたまに見る。茂木さんのファンなので。
4/27は経営者・秋山咲恵で、検査機器のベンチャーの話しだが、古くて新しいベンチャービジネスの形が興味深い。家族的経営というか。
彼女はビジネスには濃密な人間関係(傍にいる)が不可欠と感じており、そのために会社のすべての機能は一つのフロアに展開されている。営業も、経理も、開発も扉の無いフロアにあって、営業の電話をしている隣で機械の納品チェックとかしている。
ちなみに、副社長は彼女の夫で主義は一貫しているようだ。ここまで行くと仕事=人生になるけど。(それも事実だが)
共感する点は沢山あって大変参考になったんだけど、ちょっと考えさせられたのが「会社のサイズ」だ。やっぱり、個々がやりがいをもってスピーディに仕事をしようと思うと、1フロアというのが限界なんだと思う。色々な工夫はできるだろうが、人が行動できる範囲は限られているのでその範囲で机を並べて働ける人の数はどうしても決まってくる。
会社と名乗った瞬間に何か「株式公開」を目指さなくてはいけないような感覚がある。言葉が持っている恐ろしい特性で、記号接地した瞬間にその記号がもっているウイルスのようなモノに感染してしまう。
家族が家族のために働いている会社もあれば、NPOに近い会社もある。なんか強引にでも新しい言葉を作って、新しいスタイルに対応していけたらいいのになぁ。