3 デジタルの途中【ツバメノートまわり】

こんにちは。最近気になったガジェットやサービスに関して書いて行きたいと思っています。
最近、個人的にツバメノートまわりがアツイです。って何のことか分からないですよね。具体的には、
A3ノートとそれの小物
KYBER SMART NOTE 
の2点です。ここで使われているのは知る人ぞ知るノートで、万年筆などの水性インクの書き味がめちゃいいです。
ツバメノート株式会社
前者のA3ノートは、ありそうでなかった製品で広げるとA2になり4〜5人なら書き込みながらMeetingとか出来ます。そのままデジカメで撮れば議事録代わりになってすごく便利です。またこのノートを運ぶための小物がガジェット好きには堪らない感じで、事実私は反射的に購入ボタンを押していました。
後者は、最近よくあるスマートフォンとの連携商品ですが幾つかある類似品と違うのは文字認識を人間がしてくれる!ところです。「ノートに書く→スマートフォンのアプリで撮影→メールで送信→人が認識→認識結果がテキストで返信」という流れで、私が試した時は15分以内には返信が来ます。かなり意地悪な書き方をしても、認識してくれるので本当に人がやっているんだろうなぁと思わせてくれます。
これらの機能だけ見れば、ツバメノートである必要はありません。紙であればなんでもいいはずですが、どうしてコストの高い紙を使ったこのノートを採用したのでしょうか。
基本的にペーパーレス原理主義者なので、今まで多くの「デジタルペン」的なモノは試しました。しかし、定着したものはありませんでした。それに使ったお金を思い出したくないくらいです。その結果、手書きには意味があり、その意味はペン先からリアルなインクが出て筆圧によって紙に染みこむまでの物理特性が大切な事に気が付きました。簡単に言うと、私の場合は万年筆で気持ち良く書けないとダメなのです。
手書きが生き残る可能性は、この「書いていて気持ちいい」点に集約される気がするのですが、それを反映したデジタルペンに出会えていません。
書いていて気持ちい要素というのは技術的には紙のインクの滲みとペン先の滑りのバランスだと思うのですが、そこをちゃんとクリアしているツバメノートを選んでいるあたり、この商品企画と品質がマッチしていて胸が熱くなります。商品企画者に敬意を払いながら、しかし「ニッチだよな‥この市場」という思いで無くならないうちに買いだめしようかと悶々する日々です。