デジタルの途中【EvernoteとTouchanote】


こんにちは。最近気になったガジェットやサービスに関して書いて行きたいと思っています。
Evernoteをご存知でしょうか?クラウド上で使える万能メモ帳みたいなサービスで、無料でも使えるので登録している人も多いかと思います。
Evernote 
サービス加入者は世界で1,250万人で、27%は日本からのアクセスとの事なので日本のユーザは340万人程度。かなり普及したサービスと言えます。
で、このEvernoteAPIを利用したアプリコンテストが開催されていて、先月Evernoteカンファレンスで結果が発表されました。最優秀賞に選ばれたのはTouchnoteというNFC(SUICAみたいな技術)を使ったサービスでした。簡単に説明すると、リアルなモノにNFCタグを付けてEvernote上のデータとリンクさせる仕組みです。
Touchnote 使い方ビデオ 
使い方としては、例えばNFCタグを仕込んだクローゼットにタッチすると事前にEvernoteに入力しておいた衣類の写真やデータが表示されるとかそんな感じです。
NFCスマートフォンを使ったシステムは業務用ならすでにありますし、このアイデアも陳腐なモノに見えるかもしれませんが、NFCタグをEvernoteという普及しているツールで使えるという歴史的なサービスと言えると思います。多くの個人ユーザがICタグを使う中で開発者が思いつかない利用法や工夫が出てきて爆発的な普及に繋がるかもしれません。
おそらく近い将来多くの商品にICタグが埋め込まれ、それを読み込んで情報を得るのが当たり前になってくると思います。例えば食品に関しては、すでに紙ラベルの産地表示や添加物表示だけでは情報不足な感じがしますし、家電などのトラブルも辞書みたいなマニュアル見るよりネット上の「よくある質問」みたいな所をすぐ参照できた方が早いですよね。
そう思うと、一足先に家中をICタグだらけにしてリアルなものとデジタルデータがどんな風にリンクすると「いい感じ」なのか試してみたいと思いますね。なんなら、人にも埋め込みたいくらいです。
ちなみにこの会社はNFCタグをリアルに売って利益を上げるそうで、商売の形としても健全でいいですね。