デジタルの途中【デジタル楽器】

こんにちは。最近気になったガジェットやサービスに関して書いていきたいと思っています。

演奏はできないけど、ピコピコ音がなるモノやノイジーな電子音とか鳴らすのは大好きです。そんな私にコルグさんが魅惑的なアイテムを発売しました。
WAVEDRUMmini
この製品の特徴はなんでもドラムに出来る「センサークリップ」にあると思いますが、リアルなモノは普通叩けば音がなるので面白さの本質は、叩いた物体に対してデジタル技術で違う音を割り当てているところにあります。同じ会社の製品のカオシレータもタッチパッドの触り方で演奏できる直感的な製品です。またiPhoneiPadの楽器アプリは多いですね。これらの共通点は、直感的な操作で、それ自身から音が鳴るという点です。

もともと楽器というは、実際の操作をするインタフェース部分と音を奏でる部分とあって、楽器自体の物性と奏でる音は切り離せないモノです。これは電気を使っていても関係ないですね。テルミンなんかはいい例です。
しかし音を奏でる部分にデジタル技術が使われる事によって、インタフェースと音の関係は完全に切り離され、キーボードからドラムの音が鳴ったり、より演奏や楽曲制作に適した入力の装置が開発されてきました。その進化が行き着く所まで行ってしまったのでしょうか、最近出る面白い楽器は先ほどのような、センサーやコンピュータのパワーを存分に使いながらも昔ながらの「触ったら音が鳴る」的なプリミティブなモノが目立ちます。
デジタルによって一度切り離された、入力部分と出力部分がデバイスの発達によって再び一緒になりつつあるのは面白いですね。
カオシレータ