Nuvi205

カーナビとしてPSPのMAPLUSの初代を使っていたが、いまいち指示されるルートが良くないのと、道を外れた時の再検索が遅いのでコアなファンの多いガーミンのカーナビ(Nuvi205)を買った。基本的には、車を買い換えた妻のためのカーナビという位置づけだが、もちろん言い訳である。
Garmin NUVI205 71767
手軽な大きさ、位置精度の正確さ、単純な表示、動作の速さ、単純なインタフェースがうまくマッチしていてツール感たっぷりのガジェットとなっている。OSもWindowsCEとかじゃないので、GPSしか出来ませんって感じが好感もてる。
とにかく位置検出が正確なのはうれしい。高速道路の脇道や高架下の道を通っていても大体合っているし、ビルの谷間や部屋の中でも窓際なら信号を補足する。画面は狭いが、表示の記号化がうまいので問題ない。うれしいのは小さいので徒歩や自転車でも使えること。最近都内で徒歩で迷う事が多くて早速活躍した。
デメリットは、例えば「お店の名前を一部覚えていて検索する」みたいな事はほぼ出来ない。#出来るけどヒットしないし、時間がかかりすぎる。
あと、お気に入りのポイントを登録できるが、そのジャンル分けが貧弱なのであとからの呼び出しに困る。私が気になった所はそれくらいで、電話番号検索やジャンル別検索の使い勝手は良いと思うし動作速度も十分実用範囲だ。

日本のメーカーはGPSというと付加サービスに熱心で、今の位置が分かる、地図が分かる(適度な記号化が重要)という2つの機能にトコトン拘ったって感じのモノがない。ナビの革新的なのは、地図上に自分の位置が示される事にあって、それ以外は人によって求めるモノが違ってくる。なので実際にインタフェースとしてもそこは切り離した方が分かりやすい気がする。具体的にはパッと思いつかないけどNavi205が「自分の位置分る電子地図」としてすごく成立っていたので、そんな事を感じた次第です。
#MAPLUSも悪くないが、いちいちディスクにアクセスするのと動作の遅さはまだまだソフトウエアを感じさせる。