インテルCTOの基調講演

インテルは、純粋に未来の技術に投資しつつ本業でも利益の出せる数少ない企業だと思う。そこのCTOがSFみたいな話題を出すのはいろんな理由があると思うけど、シンプルにちょっと先にSINGULARITYが見えてきたという事はあると思う。
将棋プログラムがトップクラスのプロ棋士に勝つのは時間の問題と言われているように、記号化された事象の論理的シミュレーションにおいてコンピュータは将来人間を上回る。私たちがその事にあまり実感が湧かないのは画像認識や音声認識など実世界のデータを記号化する能力が明らかに人間より劣っていて、現在人間がコンピュータへの入力の主導権を握れているからであると思う。「こんな事くらい分らないのか(笑)」って感じで。
この実世界データの認識能力のアンバランスさが何かのブレークスルーで解消されたとき、SINGULARITYが実感されるのかもしれない。例えば、人間を総合センサーBOXとして、論理エンジンのコンピュータを埋め込んだり外部に持つとか。
Googleストリートビューを撮影する車みたいに、電極埋め込んだ人間がその辺をウロウロしてたりして。
ああ、でも論理思考のエンジンは埋め込みたいなぁ。マジで。